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‘REPORT’ Category Archive

『KNOTFEST JAPAN 2014』両⽇ SOLD OUT!最強のラインナップが魅せた最狂のダークフェスティバル終了!
OZZFEST JAPAN 2015 開催も発表!

21世紀ロック界のトップに君臨するスリップノット。
彼ら主催による”絶狂のダークカーニバル”、その名も「KNOTFEST」が日本に初上陸、5万人が幕張メッセ (国際展⽰示場 9~11 ホール)を湧かせた!
11 ⽉ 15 日、16 ⽇と 2 ⽇間にわたり開催された今回のフェスティバル、全世界で熱狂的なファンを誇るカリスマロックバンド、スリップノットが両⽇ヘッドライナーを務めた。
10/15 にリリースされた最新アルバム 「.5: THE GRAY CHAPTER」はオリコンの総合ウィークリー・チャートで1位を記録、KNOTFEST JAPAN のチケットは両⽇完全ソールドアウト。
VIP チケットは SS、S それぞれ¥100,000、¥50,000 という価格設定にも関わらず発売から間もなく完売。
邦楽バンド 13 組、洋楽バンド 10 組出演。2⽇⽬に出演が予定されていたマキシマムザホルモンは、マキシマムザ亮くんが髄膜炎を発症、急遽出演がキャンセルとなった。
KNOTFEST JAPAN は海外のバンドと⽇本のバンドがほぼ同数出演し、対等の⽴場で演奏するという⽇本で開催されるフェスティバルとしては珍しいスタイルで⾏われた。
2つのステージが並べられているため来場者は全アクトを楽しめる。
Sharon Osbourne によるコメント映像にて、第2回⽬となる OZZFEST JAPAN が 2015 年に開催されることが発表され、ロックフェスファンから既に⼤いに注⽬されている!

KNOTFEST JAPAN オフィシャルウェブサイト:http://www.knotfestjapan.com
KNOTFEST JAPAN 2014フォトギャラリー:http://knotfestjapan.com/report.html
OZZFEST JAPAN 2015 開催決定コメント

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2014.11.20 • Category: REPORT

the band apart ライブレポート!11/28@Shibuya O-EAST

原(Ba)の入院が記憶に新しいthe band apart。9月には3人編成のアコースティックライヴを観て、その完成度の高さに圧巻しながらも、原という存在がいないことに寂しさを感じていたので、今回いつもの様に元気良くベースを弾く原を見て、なんだかとても嬉しくなった。

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2011.12.14 • Category: REPORT

スネオヘアー ライブレポート!11/24@Shibuya O-EAST

この日の宴に参加し、私はつくづく彼の創り上げるハッピーで心温まる空間が好きなんだと実感した。『期待ハズレの空模様』から始まり、TVアニメ『荒川アンダーザブリッジ』のエンディングテーマ曲となっている『逆様ブリッジ』まで一気に演奏した後で「おはよう!!」と言う彼の姿は、なんだかお茶目でかわいらしかった。渋谷でライヴをするのは久々だという彼。3年ぶりのアルバムリリースツアーとなる今回のライヴは、彼のMCでの言葉通り、いい意味で“ゆるく”楽しめるものとなった。

『電話』や『微熱』を聴きながらふと思ったのだが、彼の楽曲に触れていると、ちょっぴり切なくなったり、懐かしい記憶が呼び覚まされたりする。それがたまには悲しい記憶だったり、後悔だったりもするけれど、人々のどんな“想い”にも寄り添って包み込んでくれる優しさが、彼の楽曲にはある。そう、まるで彼の人柄そのもののように・・・。彼は決して背伸びしないし、嘘をつかない。ステージ上でも、楽曲の世界の中でもだ。カッコつけたり、陳腐な熱いセリフなんて絶対に吐かない。“自然体”のままでいる。それが逆にとてもカッコ良く見えて、どうして彼がこんなに沢山の人々から愛され続けるのかが、よく分かった気がした。
ライヴ中盤の『シャボン』ではストリングスが入り、ショーはより一層豪華さを増す。この曲は今回のアルバムの中で私が1番好きな曲で、生で聴くととても情景的で、美しいメロディが胸に突き刺さり、感動のあまり込み上げてくるものがあった。ライヴ終盤のMCで「おっさんになった」としみじみ言う彼が1日の終わりをイメージしたという『眠りにつく頃』を演奏し始めると、会場中のオーディエンスがうっとりした目で彼を見つめ、夢見心地で聴き入っていた。『さらり』では再びストリングスが登場。とても説得力のある共感できるリリックに頷きながら、彼がMCで言った「変わらないことが大切」という言葉の意味の深さを感じた。ラストはメッセージソング『いいでしょ』。この曲を聴いて心の中の蟠りがスッと消え、肩の荷が下りた気分になったのは、私だけではないはずだ。

本編が終わっただけでも満足度100%をとうに越えるライヴだったにも関わらず、この日はアンコールも盛り沢山!!一足先に年末のパーティー感を味わうことができ、なんだか得した気分になった。アンコールでも彼の面白いMCは炸裂で、2階席のとある観客からの「帽子取って」という要望に、「ダメだよ、ズラが取れるから」などと答えて会場を笑いの渦で包み込んだ。「今年はいっぱい新しいシーンに刺激を受けたから、面白いことをやっていきたい」という彼。今後の彼の活動に、ますます期待が高まった。アンコールには寒い冬に心をホットにしてくれるような3曲を選曲。一足先に「よいお年を!!」と言って、彼はステージから去っていった。
それでもアンコールは鳴り止まない。再びステージに登場した彼は、タキシード姿だった。それがまた妙に似合っていて、そんな正装をしながら淡々と笑いを取りつつ話をする彼の姿を見ていると、なんだか滑稽に思えた。その誰にも類似しない個性的なキャラと計り知れない才能とで、音楽以外の場所でも活動の幅を広げている彼が、今年の6月に結婚した女優ともさかりえをステージ上に招くと、ますます会場は沸いた。お祭り騒ぎのような会場の中で、妻と『家庭に入ろう』をデュエットする彼は、少し恥ずかしそうで、でもとても嬉しそうだったので、見ているこっちが幸福な気持ちになった。

「誰かを差し置いてではなく、みんなが幸せになればいい」、そういう考えを持った彼の作る音楽だからこそぬくもりがあり、ずっとずっと彼の音楽を聴き続けてしまうんだろうな、そう思った

Text by : makiko suga
Photos by :  柴田恵理
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LIVE INFO
「音速ライン presents LIVE ONandON!!!」
□12/15(木) SHIBUYA AX
OPEN 18:00 / START 19:00

年初めはメレンゲとのスプリットツアーでスタート!
「メレンゲ×スネオヘアー TOUR 初恋サンセット2012 初春」
□2012年1月26日(木) 名古屋 CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO:JAILHOUSE 052-936-6041
□2012年1月27日(金) 神戸 WYNTER LAND
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO:清水音泉 06-6357-3666
□2012年2月11日(土) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO:LIQUIDROOM 03-5464-0800
スネオヘアー HP : http://www.suneohair.net/

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2011.12.12 • Category: REPORT

チャン・ギハと顔たち ライブレポート!10/21@Shibuya O-EAST

デビューアルバム『何事もなく暮らす』が大絶賛を浴び、母国ではそこらのアイドルでは比較にならないほどの知名度を誇るチャン・ギハ率いる韓国屈指のロックバンド「チャン・ギハと顔たち」が、自らのバンド名を冠したセカンドアルバム『チャン・ギハと顔たち』を引っさげ来日公演を行った。
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「俺たち 今会おう」と題されたこの日の公演は、日本から怒髪天とキセルも出演。トップバッターのキセルが持ち前のユルい空気と絶妙な浮遊感漂うポップスで観客を魅了すれば、続く怒髪天はお祭り感満載の男気に満ちたパフォーマンスで場内を熱狂の渦に。日本のバンドの底力を見せつけ、はるばる韓国からやってきたチャン・ギハと顔たちへ最高の形でバトンを受け継いだ。

そして転換中から日本語、韓国語、2つの言語で声援が飛ぶ中、満を持してチャン・ギハと顔たちが登場。アルバムでも1曲目に収録された「何をそんなに驚いてる」で幕を開けると、イントロの不穏なギターからチャン・ギハの味のある皮肉めいた歌声で早速ただ者ならぬ空気を生み出し、次第に熱量を高めていく強靭なバンドアンサンブルで魅了。片言で「日本語が上手です」と笑いを誘ったMCを挟み、ピアノとコーラスも印象的な「テレビを見たよ」、叙情的な歌と壮大なサウンドで圧倒した「ひたすら歩く」など、チャン・ギハの持つ独特の世界観と繊細な歌心を披露する。
中盤からはアッパーな楽曲を連発し、一気に盛り上がりを加速させた彼ら。「真夜中の電話帳」では疾走感あふれるサウンドと厚みのあるコーラスで大歓声を浴び、盛り上がりすぎた観衆をなだめる場面も見られたほどで、「月が満ちる、行こう」でも骨太なサウンドとともにシンガロングなコーラスで圧倒。そのほかにもチャン・ギハが指揮者のように振る舞ってバンドを操ったり、豪快に持ち上げたスタンドマイクを観衆へ向けて煽るなど、ライブ巧者なステージパフォーマンスでも楽しませてくれた。

この頃には既に観衆の心をがっちり掴んだ彼らは、終盤の「俺が何か言われたわけでもないのに」で「全員手を上に!」と日本語で語りかけ、そのままその手を左右に振らせるなど、もはやライブを自由自在にコントロール。ラストはセカンドアルバムのリード曲「いわゆるそういう仲」で大爆発。再び観衆に手を挙げさせると、手の動きをフィーチャーした同曲の斬新なミュージックビデオを彷彿とさせる光景を作り出し、最高潮の興奮を残してステージを後にした。そして当然のごとく沸き起こったアンコールでは「何事もなく暮らす」を披露し、見事なコール&レスポンスも決めて大団円。ちなみにこの曲、「お前が聞いたら不愉快になる話をしてやる、俺は何事もなく暮らしている」というなんともヒネくれた歌詞が痛快な楽曲なので、韓国語がわからない人も、ぜひその世界観を想像して聴いてみてほしい。
よりバンド感を増したセカンドアルバムからの楽曲を中心としたセットリストで、大ヒット曲である「安物のコーヒー」をあえて外してくるなど、バンドの最新形を魅せることにこだわりを感じさせた今回の来日公演。昨年の来日公演でもその実力は証明済みだったが、一度耳にしたら頭から離れないクセになるメロディーや、ちょっぴりヘンテコで豊かな強弱を持った楽曲構成、そしてチャン・ギハという希有な才能を持ったフロントマンの存在は、言語の違いを飛び越えて我々に再び大きなインパクトを与えてくれた。会場を見る限り、昨年と比べても確実に日本のファンも増加している。次作リリース時と言わず、1日も早い再来日を期待したい。

Text by : タナカヒロシ
Photo by : Tadamasa Iguchi
1. ムォル クロッケ ノルレ(何をそんなに驚いてる)
2. TVルル ボァンネ(テレビを見たよ)
3. マニャン コンヌンダ(ひたすら歩く)
4. ポゴ シップン サラムド オムヌンデ(会いたい人もいないのに)
5. キップン バム チョナボノブ(真夜中の電話帳)
6. タリ チャオルンダ カジャ(月が満ちる、行こう)
7. オヌルド ムサヒ(今日も無事に)
8. モジルゲ マラジ マルラミョ(ひどいことを言うなと)
9. ナル ボゴ ムォラ クロン ゴット アニンデ(俺が何か言われたわけでもないのに)
10. アムゴット オプチャノ(何もないじゃないか)
11. クロッコ クロン サイ(いわゆるそういう仲)
EN1. ピョルリル オプシ サンダ(何事もなく暮らす)
RELEASE INFO

장기하와얼굴들
チャン・ギハと顔たち

2011.10.19 / ctrd 050 / ¥2,310円(税込)
解 説:安田謙一/歌詞・対訳付
詳細*こちら
http://www.contrarede.com/

チャン・ギハと顔たち : プロフィール
チャン・ギハと顔たち(チャンギハワ オルグルドゥル)

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2011.11.10 • Category: REPORT

ライブレポート!2011.07.25 kowloon×mouse on the keys×toe@SHIBUYA O-WEST『metallic,exotic tour final』

kowloonの新作『metallic,exotic』のリリースに伴い、全国7か所を回ったツアーのファイナル。全会場に同行したmouse on the keysに加え、盟友toeも参加し、2008年のクアトロ・ツアーの再現となる、日本有数のインスト・バンドによる共演が実現した。kowloonの中村、toeの山嵜共に、「内輪ですみません」と冗談交じりに話していたが、いやいや、こんな豪華な内輪だったらいつだって大歓迎だ。
トップバッターを務めたのはtoe。ツアー前に行った3バンドの対談で、山嵜は「レコーディングを終えていい感じになってるか、バンドの練習してないからボロボロになるか見もの」と話していたが、その結果はやはり前者で、バンドのタイトな演奏には揺るぎないものがあり、メロウな旋律がオーディエンスを魅了した。「牛にインスパイアされてmoe(モー)に改名しました」とか「2分で作って1分半で録音した2千曲をMP3で発表する」といった、相変わらずユルユルな山嵜のMCと、演奏中の集中力の高さは好対照だ。この日はkowloonのツアー・ファイナルということもあり、サポートで参加する中村にもいつも以上に注目して見ていたのだが、体全体でエモーションを表現する山嵜や美濃に対し、熱っぽくもクールにアンサンブルを支える中村の姿が印象的だった。ラストは名曲“グッドバイ”で締め、新作への期待を嫌が応にも膨らませてライブが終了した。
続くmouse on the keysのライブは、彼らの音楽性が端正で構築的な部分と、混沌や狂気といった部分がギリギリにせめぎ合って成り立っているということを、再認識させられるライブとなった。基本的には、テクニカルな2台の鍵盤とリズムによるプログレッシヴで緊張感のある演奏と、バックのVJによって独自の端正な世界観を構築しているのだが、サックスやトランペットの混ざる曲ではフリージャズ的な混沌が生まれ、その揺さぶりが観る者を狂喜させるのが彼らのライブだと思う。しかし、この日はツアー・ファイナルということもあって、そのギリギリの均衡が破綻。川崎がMCで、このツアーが途中から「chaotic,exotic」に変わったことを告げ、最後の曲でのダイブを予告すると、その通りに曲の途中でドラムを離れてフロアにダイブ!バランスを失ったステージからは、彼らの持つ混沌と狂気の部分がはっきりと露になっていたのだった。しかも、これがラストの前兆に過ぎなかったとは…。

Photo by : Makoto Ebi 
[ DRIFTERS ] http://ebic-go.com/project/photoglyph/
ラストはもちろんこの日の主役のkowloonで、まさに『metallic,exotic』を再現するライブを披露してくれた。アタマからアルバムにも参加したZAZEN BOYSのベーシスト・吉田一郎を迎え、アルバム中最もメタリックな“metallic,exotic”でライブがスタート。2曲を終えると、今度はアルバムのエキゾチックな部分を象徴すると言えるフルートの松村拓海を招き、見事にアルバムの音を再現していた。toeのときと違って、自身がリード楽器であるkowloonではエモーショナルなプレイ(メガネが数回飛ぶほど)を見せた中村、ベース、ギター、鍵盤と曲ごとに楽器をチェンジしてkowloonの曲調の幅広さを担った高橋、シャープなどドラミングによって、この日の3バンド中最もダンス・ミュージック的なアプローチの強いkowloonの骨格となっていた梅木と、インスト・バンドしては珍しい3人という少数編成だからこそ、個人のプレイヤビリティの高さが光り、それぞれの顔がはっきりと見える、素晴らしいライブだった。

photo by : Yosuke Torii (& Top Photo)
アンコールでは、このツアー用に作られたkowloonとmouse on the keysがお互いの曲をカバーしたスプリット・テープから、kowloonがmouse on the keys“saigo no bansan”のカバーを披露。mouse on the keysのメンバーもステージに登場して大盛り上がりを見せると、さらに最後はkowloonとmouse on the keysが合同で“saigo no bansan”をもう一度演奏!もうステージもフロアも収拾のつかないお祭り騒ぎに突入し、ステージには人が溢れ、フロアではダイブが連発する、まさにカオティックとしか言いようのない盛り上がりの中、ツアー・ファイナルは無事に(?)、幕を閉じたのであった。
Texit by : ATSUTAKE KANEKO
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LIVE  INFO
■kowloon ASIA TOUR
9月16日(金) 香港 Hongkong @hidden agenda
9月18日(日) 韓国 Korea @club 打
■kowloon 東北 TOUR
10月08日(土)

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2011.08.11 • Category: REPORT

BDB『Coming re:Action』ライブレポート!7/13@Shibuya O-WEST

BACK DROP BOMBが過去の音源である全38曲をメンバー自らがコンパイルし、全編アレンジ&再レコーディングしたダイジェスト・メガ・ミックス”Coming re:Action”。このアルバムのリリースパーティーとなる夢のような一夜に居合わせることができた喜びを、今ここに記そうと思う。
まずはゲストの磯部正文BANDが登場すると、会場中に笑顔が咲いた。激しくも情景的なメロディに磯部の太く優しい歌声が乗っかれば、夢見心地になって聴き入ってしまう。MCでは彼が今日のBACK DROP BOMBのライヴについて、「リハから大変なことになっていました。小さい人は吹っ飛んじゃうんじゃないかな?」と、人々の期待を煽るような発言をし、オーディエンスを沸かせた。「欠けボタンの浜」で大合唱したり、「新利の風」でヒートアッップする観客を見て、とても温かい気持ちになったと同時に、AIR JAMでは一体どんな素晴らしいステージを観せてくれるのだろう?と、期待に胸が膨らんだ。ラストは「符思議なチャイム」。夏フェスシーズン到来を、AIR JAMの復活を、そしてBACK DROP BOMBの登場を告げるチャイムが、鳴り響いていた。

BACK DROP BOMBの登場を待つ会場は、ただならぬ空気に包まれていた。キャパオーバーと言っても過言ではないほど、2階席まで埋め尽くされた人々の群れと、彼らの醸し出すはりつめた空気。その圧迫感に押しつぶされ、少し息苦しささえ感じた。でも主役が登場し、1曲目の「Bounce it」が始まると、転換中に感じていた息苦しさは、一瞬で快感に変わった。1曲目とは思えないほどの凄まじい盛り上がりと、人々の歓声。彼らのステージングはいつも神がかっているが、この日はいつもより一層神秘的な空間を演出していた。曲が進めば進むほどその世界観にぐいぐいと引き込まれて、今ここで観ているもの、起きていることが現実なのか夢なのかわからなくなった。この日狂おしいほどに煌びやかで、決して誰も真似することのできない一切無駄のない緻密に創り込まれたステージを観て、その完成度の高さに感嘆の声を漏らさなかった人はいないだろう。

DJ BAKU(DJ)とUNURAMENURA(PC他)が登場し、”Coming re:Action”の「Intro」が流れると、そこからは次々とサポートメンバーが登場した。昨年12月に正式メンバーとして加入したギタリスト、寿の存在によりバンドに新しい風が吹き、更なる進化を遂げたBACK DROP BOMBを支える8人の勇者たちを迎え、総勢14名の極上のエンターテイナーたちが繰り広げる壮大な音世界。

本当の意味で音楽を“体感”したとき、“カッコいい”とか“最高だ”なんて表現は、陳腐に思える。言葉では表現できない、内蔵が抉られるような強い衝撃を受けて、この日のライヴがいかに特別であるかを、痛切に感じた。気がつくと、涙が溢れ出ていた。まるで映画のスクリーンを観ているように、バンドの歴史や物語を感じていた。

今回のライヴがいつもよりもアグレッシヴで挑発的だったのは、彼らがずっとやりたかったことを達成出来た開放感であり、更に、”Coming re:Action”を東日本大震災へのチャリティーCDとして発売し、ヴォーカルの白川自らがその音源を東北へ持っていき、無料配布をしたという背景があるからだろう。その全てが新しいことへの挑戦であり、彼らはまたそれを糧にして次のステップへと進んでいく。とどまることを知らない、進化し続けるバンドは、次にどんな世界を提示してくれるのだろう?私たちが1つだけ分かることは、彼らは決して期待を裏切らないという事実だけだ。

本編が終わりアンコールで登場するやいなや、ヴォーカル白川が盟友磯部に自分のマイクを握らせるシーンが印象的だった。その行為に彼らの間にある強い絆を感じずにはいられなかった。最高潮を越え、振り切れたオーディエンスのテンションに驚愕している間もなく、「Turn On The Light」が始まる。2階席にも興奮を抑えられず、落ちそうなぐらいに柵を乗り出し、暴れている人々がいた。ショウの終わりを告げる「Outro」が流れても、更なるアンコールの声はなかなか鳴り止まない。私は呆然とその場に立ち尽くしたまま、暫く動けないでいた。

私の中で、永遠に心に残るだろうというライヴがいくつかある。そのたった数個のうちの1つに”Coming re:Action”が刻み込まれたことは、言うまでもない。きっとこの日この場所にいた全ての人が、そう思ったに違いないだろう。

Text by : makiko suga
Photos by : Tetsuya Yamakawa

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関連情報
■BACK DROP BOMBインタビュー!リリースパーティーへの期待を語り尽くす!
■BACK DROP BOMB完全再始動!期間限定配信チャリティー・リリース!

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2011.07.18 • Category: REPORT

磯部正文 ライブレポート!6/3@Shibuya O-NEST

関東を回った磯部正文の弾き語りツアーの最終日となったこの日の渋谷O-NEST。
お客さんはフロアに座りライブを見るという変わった光景が広がる会場に、童謡のようなカワイイ音楽がSEとしてかかり、フラリとステージに磯部正文が登場!そしてライブは幕を開ける。

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2011.06.13 • Category: REPORT

“アルカラ” ライブレポート!5/30 @Shibuya O-WEST

アルカラというバンドの存在をもしも知らない人がいるのなら、人生損をしていると思う。初めてアルカラを観たとき、一瞬でこのバンドはヤバいと思った。その直感は間違っていなかったということが、今回のワンマンで証明された。もう私は彼らの造り上げる、奇妙で不思議な魔力を持った世界から、抜け出すことはできない。
バイオリンを持った稲村の登場とともに始まったこの日の宴は、終始きらびやかで眩しいイメージだった。1曲目の「化学準備室」から我を忘れて、吸い込まれるようにステージに観入っていた自分に驚いた。続く「授業参観」、「キャッチーを科学する」で、わずか3曲目にも関わらず、彼らの怪しげな世界観にどっぷり浸かってしまった私は、彼らがいかに“中毒性”のあるバンドであるかをひしひしと感じずにはいられなかった。情景的で妙に説得力のあるリリック、乗っかるメロディは時に激しくも美しく、時に切なくも温かい。人間だってこの世の中だって歪んでいるし、ろくなもんじゃない。だけど捨てたもんじゃないんだと、彼らのライヴを観て、そう思った。綺麗ごとばかりを並べた歌詞や、洗練された聞き心地の良い演奏もいい。でも彼らの音楽はどこか泥臭くて、親近感が湧くから、背伸びをしないで触れることができ、強く共感できるのだと思う。

MCでは物真似をしたり、ギャグで観客を沸かせた稲村だが、彼が後輩に「太佑さんの作る曲は本当にカッコ良くて大好きなんですが、ごめんなさい、MCは気持ち悪くて受けつけないです」と言われたことを話すと、会場中に笑いが巻き起こった。大橋のぞみちゃんに恋をしていたという稲村。この日彼は、大橋のぞみちゃんへの想いを断ち切ることを、ステージ上で宣言した。相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」ではワンピースを身に付けた彼が、とびっきりセクシーな衣装を身に纏ったバックダンサー2人と共に登場。エロチックな踊りを披露してくれた。そう、彼はミュージシャンである前に、エンターテイナーなのだ。だから彼は歌で、絵で、踊りで、人々を惹き付ける。MCで彼がスケッチブックに書いた絵の数々を紙芝居のようにめくっていくのがとても印象的だった。意味があるようでない、ないようである絵が、まるでアルカラの音楽を象徴しているようで興味深いと思った。

昨年の12月に発売されたアルバム、「フィクションを科学する」を引っさげてのレコ初ファイナルということで、2階席までびっちりと観客で埋まったこの日のO-WEST。震災の影響で延期になった、3月に開催されるはずだった公演の振替公演となる本公演は、会場全体がとにもかくにも白熱していた。7月13日には新譜「こっちを見ている」をリリースする彼ら。今年はバンド結成9周年ということで、7月には自身の企画も予定されており、彼らの今後の活躍にはますます目が離せない。

Text by : makiko suga
Photos by : kouta aoki
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LINE INFO
■# ア・ル・カ・ラ 9周年記念 特別2マンプロジェクト「7476」
アルカラ
lego big morl
O.A:GOOD ON THE REEL
7月16日(水) Shibuya O-Crest
OPEN: 18:30 / START: 19:00
ADV: 2500 / DOOR: 3000 (ドリンク別)
TICKET : ぴあ / ローソン / e+
INFO : HOT STUFF 03-5720-9999

■ア・ル・カ・ラ 4枚目”こっちを見ている”レコ発TOUR「バリバリバリバリTOUR」
〜「台」という漢字を見ている。と「ムロ」になる。其の1〜

アルカラ
クリープハイプ
LAZYgunsBRISKY
HERE
barbalip
8月10日(水) Shibuya O-Crest
OPEN: 18:00 / START: 18:30
ADV: 2300 / DOOR: 2800 (ドリンク別)
TICKET :

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2011.06.12 • Category: REPORT

KEN YOKOYAMA ライブレポート!5/25@Shibuya O-EAST

東日本大震災以降、誰もが探し求めているハッピーでピースフルな空間。2階席から会場を見渡すと、終始人々の笑顔が満開に咲いていたのが、とても印象的なライヴだった。

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2011.05.31 • Category: REPORT

11.9(Tue)@O-Crest “THE UNIQUE STAR 2nd MINI ALBUM Release Party!ライブレポート!!”

11.9 (Tue) @ O-Crestで行われた”THE UNIQUE STAR 2nd MINI ALBUM 「Good morning DEVIL」Release Party![Dramatics#3]”のライブレポートお届け!!
【出演】
THE UNIQUE STAR
アルカラ

ライヴを観てこんなに強い衝動を覚えたのは何年ぶりだろう?このライヴを観た翌日、私は長年ずっと抱えていた問題の答えを、いとも簡単に出してしまった。せっかく生まれてきたのだから、自分に嘘なんてつかずに自分らしく生きていけばいい、心の底からそう思えた。人々は生きていく上で何度も壁にぶつかり幾度となく葛藤し、悲しみや痛みと闘っていかなればならないけれど、人は生まれてきたことに、生きていることに、とても意味があるんだなと思った。最近嫌なこと続きで投げやりになっていたけれど、そんな生き方は絶対にしてはいけない、そんな大切なことに気付かせてくれた3バンドに、お礼を言いたいと思う。
この日1番最初に登場した鴉が演奏を始めた瞬間に体中に衝撃が走ったのを鮮明に覚えている。それはまるで誰かに一目惚れをした時と似たような感覚で、「黒髪ストレンジャー」の歌詞の冒頭の言葉を借りれば、私は一瞬にして彼らの存在に“あっという間に心を奪われてしまった”のだ。生半可な気持ちで彼らのライヴに行ってみようという人がいるのなら、気をつけたほうがいい。彼らのライヴには麻薬のような中毒性と破壊力がある。世の中の秩序や常識や、私たちが普段縛られている現実的なものから、彼らは私たちを解放してくれる。彼らのライヴを体感しているとき、まともな思考回路なんて必要ない。ただ彼らの音楽に身を委ねてみる。自分の心臓の音やオーディエンスの息遣いなど、普段は聞こえない音が彼らのサウンドに乗っかって聞こえてくる気がする。かき鳴らす轟音が胸に突き刺さる。孤高のギター・ロックバンドがこれからもっともっと中毒者を増やしていくことは、間違いないだろう。

2番目に登場したアルカラは、ドラマチックなステージを見せてくれた。彼らのライヴを観ていると、まるで演劇やミュージカルを観ているような気分になる。「開脚宣言」で幕を開けた舞台は、「十、一」で幕が下りるまで、一瞬たりとも目が離せなかった。そのいい意味で癖のある世界観、静と動が混在した空間に、ぐいぐいと引き込まれていく自分がいた。次に一体どんなシーンが訪れるのか分からない、その予測不可能な感じが、余計に観客たちを熱くさせる。目を輝かせ、時に息を潜めたり、時に踊り狂いながら、演者との一体感を増していく人々の姿は、とても印象的だった。愛と憎しみ、夢と現実、相反するものの間で葛藤する人という生き物。人の人生の儚さと美しさを音で表現するとしたら、それに一番近いのは彼らのサウンドなのではないかと思う。唯一無地のオルタナティヴ・ロックバンドが今後どのように進化を遂げていくのか、期待せずにはいられない。

最後に登場したのは、セカンド・ミニアルバム「Good morning DEVIL」をリリースしたばかりのTHE UNIQUE STAR。彼らが登場するや否や、会場の雰囲気は一変。一瞬にして私たちを異空間に案内してくれた。それほどまでに彼らの存在はインパクトが強かったのだ。ヴォーカル、エバタヒロカズのハイトーン・ヴォイスが、より一層彼らの独特な世界観を引き立たせる。激しくパワフルなサウンドを掻き鳴らす彼ら。そのサウンドの裏に潜む繊細さ。彼らの作り上げる絶妙にバランスの取れたエモーショナルな音像は、他のバンドの音とは一線を画していた。ライヴが進んでいくに連れ、鼓動がどんどん早くなる。彼らのソウルフルなリリックとメロディが、まるで体全体に染み込んでいくように感じる。ここにいるこの瞬間だけは、彼らの音世界にただ陶酔してしまおう、そう思った。MCでエバタヒロカズが言った、「みなさんも俺も生きていたらまた会いましょう」という言葉が頭の中で何度もこだまする。今私たちは生きていてこの空間にいることを当たり前のように思っているけれど、それってすごく幸せなことなんだなと痛切に感じた。「ただひとつしかない星」はこれから先も絶えることなく輝き続け、多くの人々の人生を導いていくことだろう。

written by makiko suga

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2010.12.08 • Category: REPORT