MCMLXXXV (＝1985) は、現在ドイツ・べルリンはTresorを拠点に開催されているHerrensaunaの主催/レジデントDJである。数名のレジデントがいる中でも、MCMLXXXVのストーリーはパーティと共にあると言っても過言ではない。
細分化とリバイヴァルが激しく渦巻く2010年代におけるエクスペリメンタルなハードテクノ〜インダストリアル〜EBMなど、あるいはそういった音楽要素を併せ持つエレクトロニックミュージックを志向するクィア・テクノパーティHerensauna。2015年にベルリンはクロイツベルグ区のヴェニューBertramsで始動すると瞬く間にテクノの煩型が集うベルリンのローカルで話題となり、2018年に拠点地をTresorへと本格的に移すと、今では名門クラブの金曜日の夜を担うまでになった。僅か数年でクィアの一大コミュニティとして成長したHerensaunaは、今やテクノヘッズが世界中から集う国際的に話題を呼ぶパーティとなり、より一層熱狂的な盛り上がりを見せている。常に高く評価される揺るぎないブッキングに裏打ちされた音楽性と、Boiler Roomにフィーチャーされてもありのままを映し出す美的感覚に優れた精神性、それを司るレジデントであるMCMLXXXVも、間違いなくスポットライトを浴びるべきDJなのである。

MCMLXXXV is perhaps best known as a founding member of Herrensauna – the beloved queer party originating in Berlin – but the influence of his curational work resonates much further afield, encompassing the spheres of music, art and fashion with a sincere appreciation of subcultural movements and their associated aesthetics.
His DJ sets celebrate a countercultural approach to electronic music, drawing upon an intense, seductive fusion of charged rhythmic tension and obscure sonic imagery. With a comprehensive knowledge of genres ranging from EBM and electro to hard trance and industrial, his ability to weave seemingly disparate references together is the result of years spent dedicated to the underground, in all its grit and glamour.

Herrensauna reflected the need for a queer-led techno event in a city where underground and mainstream sit tensely alongside each other, and gentrification threatens the vast network of cultural spaces the city calls it sown. Despite its name – a tongue-in-cheek reference to the clandestine culture of gay men’s saunas – it is the sense of community at the parties, which have now travelled the globe, that lend to their ever-growing influence across the queer diaspora.

Employing this approach in his own work, MCMLXXXV’s sets explore the darker end of the spectrum with an open mind, responding to crowds with an instinctive understanding of the nuances between genres, and an innate ability to work any dance floor.

東京を拠点に活動するDJ。テクノを軸に様々なジャンルを自由に行き来して力強くスリリングな展開を見せるプレイスタイルにより東京のダンスミュージックシーンを切り開く存在としての地位を確立している。
アンダーグラウンドなパーティーから国内外の野外フェスティバルまで幅広く精力的にプレイし、Boiler RoomやMUTEK、Rinse FM、NTS Radio、Refuge Worldwideなどのプラットフォームでも活動。2020年からはクィア・レイヴ〈SLICK〉、2023年からは新時代のダンスミュージックを求めて活動するパーティー〈KILLIAN〉のオーガナイザー/レジデントDJも務めている。

• https://m.soundcloud.com/marisakurai

YANNYは、その独自の音楽スタイルと活動の幅広さで、ワルシャワ、東京を拠点に展開するイベントシリーズ「
KILLIAN」のオーガナイザー。パーカッシブなサウンドを得意としながら、エモーショナルでヒプノティックなプレイが定評。祭典のような鼓動を思わせるというテーマは彼が近年一貫して取り組んでいる。
またベルリンの革新的なプラットフォーム〈VOITAX〉からミックスをリリースするなど、昨今のアンダーグラウンドシーンで注目すべき確かな実力とバイタリティを兼ね備えている。

YANNY brings a unique musical style and energy in his wide ranging roles as an organizer of hisgrassroots underground event series “KILLIAN”. Specializing in percussive sounds, he is known forhis emotional and hypnotic play, while in recent years driving a festive pulse throughout hisperformances.
The latest release of his mix from “KILLIAN” showcases his intuitive methods behind the decks thatstand true in today’s underground scene.

Originally from Jakarta, based in Tokyo, DIV☆ is a resident at party 電気菩薩 (Denki Bodhisattva).

Specializing in high tension, energetic rave music, DIV☆ have quickly become one of the DJs to watch for in Tokyo ☆∻∹⋰

高揚感のあるHouseやDiscoを軸に、ディープなTech house、Technoも織り交ぜる選曲を得意とする。

新宿二丁目で主に活動しながら、べニューもクラブに限らず、薄暗い地下のフロアからホテルのプールサイドまで多岐に渡る。
神出鬼没DJ集団WHATACHILLBOYZのメンバーとしても活動中。

大阪を拠点に各地で活動し、レイヴサウンドやエクスペリメンタル・ミュージックを得意とし、ジャンルの垣根を超えた自由で迫力のあるスタイルが特徴。
コンポーザーやプロデューサーとしても活動しており、高いクリエイティビティを誇る。

日本とフィリピンにルーツを持つMUNÉOは、東京を拠点に活動するクィアDJ、オーガナイザー、リミキサー。

2022年冬にDJキャリアの幕が本格的に上がった彼は、主にハードテクノを基盤としながらも、多様なダンスミュージックの領域へと踏み込む。刃のように鋭く、かつ重厚な響きをフロアに落とす。

野外イベントから東京のアンダーグラウンドクラブシーン、そしてゲイクラブに至るまで、多様な場で活動する。

さらに、MUNÉOは日本のDJに焦点を当てたミックス/パーティーシリーズ、「HAVEN」のキュレーターでもあり、東京を拠点とするハードコアクィアパーティー、「FETCH」のメンバーとしてもその名を馳せる。
また、新宿二丁目のAiiRO CAFEで開催される、「HALOHALO」のメンバーとしても活動し地平を拓き続けている。