
Theo Parrish
9月6日(土)、世界の音楽地図において唯一無二の存在感を放ち続けるTheo Parrish(セオ・パリッシュ)が、東京・渋谷のMIDNIGHT EAST(Spotify O-EAST & AZUMAYA)でロングセットを披露する。
ワシントンDCに生まれ年少期をシカゴで過ごし、80年代半ばにDJを始めたTheo Parrishは、ハウスミュージックにおけるヒーローの一人であり、ダンスミュージック界のアイコンの一人だ。
1994年にデトロイトに移り住んだ後、ソロアーティストとしてのほか、Moodymann、Rick Wilhite、Marcellus Pittmanとともに3 Chairsとしても活動(同グループは今年5月のMovement Detroit開催中に最後のギグを行った)。
ダンスミュージックの枠を越えた音楽的探求と唯一無二のセンスによるロングセットは世界中のクラウドを魅了し続け、特別な音楽体験をもたらす。
また、自身のレーベルSound Signatureからブラックミュージックの過去と現在、そして未来を包括した作品の数々を世に送り出してきたTheoは、今も尚レコードを作り続け、世界中を飛び回りながらクラブやフェスティバルでプレイし、そしてニューヨークの人気クラブNowadaysのレジデントDJも務めている。
Theoが一晩かけてブラックミュージック・ジャーニーを紡ぐO-EASTメインフロアにて、国内外で高く評価されるDOMMUNE主宰の現“在”美術家・宇川直宏と、来年で設立30年を迎えるビジュアルデザインチームREALROCKDESIGNの最強チームが生成AIを駆使した映像演出を、そして国内のダンスミュージックシーンにおいて、数多くの現場で光を与えているMIURAがライティングを担当。
音と映像と光が融合する都市の真夜中を彩るインスタレーションにも注目して欲しい。
On Saturday 6 September, the one and only Theo Parrish, who has an enduring presence in the musical map, will play an all-night-long set at MIDNIGHT EAST (Spotify O-EAST & AZUMAYA) in Shibuya, Tokyo.
Born in Washington DC and spending his childhood in Chicago, Theo Parrish started DJing in the mid-80s. He’s recognised as one of house music’s heroes, and icons in dance music.
After moving to Detroit in 1994, he worked as a solo artist as well as the legendary supergroup 3 Chairs with Moodymann, Rick Wilhite and Marcellus Pittman (they played their last gig during Movement Detroit in May this year).
His long sets of musical explorations beyond the boundaries of dance music and an incomparable sense continue to attract crowds from all over the world, bringing an extraordinary musical experience.
Theo has been introducing fantastic records that encompass the past, present and future of black music through his Sound Signature label, and he doesn’t stop making records to this day, while playing clubs and festivals around the world. He is also a resident DJ at the beloved New York club Nowadays.
In O-EAST’s main floor, where Theo weaves his black music journey over the course of a night, the visual design team REALROCKDESIGN, who will celebrate its 30th birthday next year, and the internationally acclaimed DOMMUNE mastermind and artist of “right now,” Naohiro Ukawa will team up to for special visual production using Generative AI. Also MIURA, who has been shining light to many scenes in Japan’s dance music, will be in charge of the lighting.
The installation of sound, visuals and light, will colour the midnight of the city.
- Theo Parrish(Sound Signature / from Detroit)
- VISUAL : UKAWA NAOHIRO with REALROCKDESIGN
- LIGHTING : MIURA
※20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。
※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.

Theo Parrish(Sound Signature / from Detroit)
デトロイトに拠点をおくDJ/プロデューサー、Theo Parrish(セオ・パリッシュ)。
ワシントンDCに生まれ、年少期をシカゴで育ちオリジナルなハウスミュージックの洗礼を受けた。その後カンザスシティーのKansas City Art InstituteではSound Sculpture(音の彫刻)を専攻する。1994年、デトロイトに移住。1998年、UK名門Peace Frogからファーストアルバム『First Floor』を発表。自身の主宰するレーベルSound Signatureより、アルバム『ParallelDimensions』(2000)、『Sound Sculptures Volume 1』(2007)、『Sketches』(2010)、『American Intelligence』(2014)をリリース、常に新しい発想と自由な表現で作品を世に送り出す。2023年、Maurissa Roseとの最新アルバム『Free Myself』を発表。
数多くのDJ MIXを発表しているが、オフィシャルMIXとして、Black Jazz Records音源を用いた『Black Jazz Signature』、デトロイトのアーティストによる未発表楽曲のみで構成された『DJ-Kicks Detroit Forward』をリリースしている。Plastic People(London,UK)でのレギュラーを務め上げ、現在Nowadays(NYC)でレギュラーを担当している。

宇川直宏(現”在”美術家 / DOMMUNE主宰)
1968年生まれ。現“在”美術家。映像作 家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授な
ど、80年代末より、極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアー
トと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている。1980年代末にグラフィックデザイナー/映像作家として頭角を表し、2001 年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1·ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery·ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。
宇川はDOMMUNEスタジ オで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった。他、これまで DOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ス トックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、佐渡島と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。14年間に渡って配信した番組は約7000番組/約1万5千時間/200テラを越え、トータル視聴者数2億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO9Fにスタジオを移転。そして2020年開局10周年を経て、第二章に向けてWEB3.0以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図り、ファイナルメディア『DOMMUNE』の進化形態『SUPER DOMMUNE』へと進化した。2023年練馬区立美術館で行った「宇川直宏展|FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」は、生成AI時代の創作において一体作家は作品のどこに存在しているのか?を自らに問い、オリジナルチューニングの生成AIや、人口知能搭載のロボットアームによる空間絵画を創出し“描く”という行為の歴史的なアップデートを図り、話題となった。 2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

REALROCKDESIGN
“一瞬感じたものをインターフェイスに閉じ込め、目に見えない何かをグラフィックとして落とし込む”
音楽、カルチャー、ファッションの洗礼を受けた人であれば一度はその名を聞いた事があるだろう。
活動は音楽からアートへ、カルチャーから広告へと常に拡張し続ける先鋭的ビジュアル・アート・デザインチームである。
2000年、ジャパニーズ・サマー・オブ・ラブとも称されたダンスミュージックフェスティバル「Metamorphose」からキャリアをスタート。以降数々のフロアを経て「表現」を見つめるなかで、エンターテインメントにおけるクリエイティブの可能性を模索し続けている。
盟友 DJ HARVEY の2014年再来日以降の東京公演演出。国内外の大型フェスから東京アンダーグラウンド・パーティーまでボーダレスに参加している。 そのクリエイティブはメジャーシーンにも侵食、今や日本を代表するクリエイティブカンパニーへと成長した。
2019 年にはヒューマンアートギャラリー『NEVRLAND』を開園。人をギャラリーにするコミュニティデザインを現在進行している。
彼らのVisual 演出手法はその多様性においてユニークだ。
音楽から受けたイメージをモチベートし、映像、照明、レーザー、ドローン、時に組み合わせ、パーティやコンサート空間というキャンバスにオーディエンスを没入させる。 近年はリアルタイムレンダリングオリジナルシステム「RRD H 101」とレーザーを組み合わせた独創的な演出が話題を呼んでいる。
2021年から、宇川直宏 (DOMMUNE) 氏と「VJ」という手法の制限の中でコラージュ・ コラボレーションを遂行。
Rainbow Disco Clubにおいては開催初年度よりVJを含めた総合演出、グラフィックデザイン、マーチャンダイズ、WEB などのクリエイティブを担当。
2020年 Covid-19 影響下にて配信で開催された「Rainbow Disco Club ~Somewhere under the Rainbow~」では、XRを取り入れた配信映像演出。主催の ユナイテッド・ワークスとともに「内閣府クールジャパンマッチングアワード特別賞」を受賞した。
ドローン・レーザーやARを用いた場内でのバーチャルインスタレーションなど、実験的な作品を発表している。

LIGHTING MIURA
新木場・STUDIO COASTで開催されていたクラブイベント「ageHa」で18年間専属照明担当。
2022年閉館を機に独立。独立から1年後、2023年4月に合同会社FRANKを設立。
アーティスト指名による専属ライトエンジニア、FUJI ROCK FESTIVALをはじめとする音楽フェスティバルのライトエンジニアとして全国を股にかけて活動。
過去にはRichie Hawtin・Tiësto・Paul van Dyk・Joris Voorn・Steve Aoki・Fatboy Slim・DJ HARVEYなど多くの海外アーティスト来日公演のライティングを担当した。
ファッションショーや建築物のライトアップなどのライティングも務める
また、芸術大学サマープログラムの講師として後継者育成も担う。